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函大ニュース
入学者選抜の点数計算について 推薦型選抜編
今回は志願者の皆様に耳寄りな情報をお届けします。その第一弾として今回は「推薦型選抜の点数計算」について解説いたします。そしてその中で、総合得点がアップする資格についても解説いたします。
推薦型選抜の配点割合は、
学科試験:60%
書類審査:20%
面接:20%
となっております。書類審査・面接を20点満点で計算しますので、そのまま総合得点となります。
少しわかりづらいのが学科試験です。下記の図はオープンキャンパスで使用しているスライドから抜粋いたしました。こちらを見ながら解説いたします。

まず学科試験は3科目を100点満点で採点します。その後に平均点を60%に換算しますので、式は次のとおりです。
(国語85点 + 数学65点 + 英語30点)÷3=60点 ⇐平均点の計算
60点(平均点) × 0.6(60%)=36点 ⇐配点割合である60%にする
15点(書類審査点)+ 15点(面接点) + 36点(60%の点数) =66点(総合得点)
ということで、60点をオーバーしました。ここで下記の表をご覧ください。

総合得点が60点をオーバーしていますので、特別奨学生3種に該当いたしました。
さて、もしこの方が下記の資格を所持していたら、獲得点数がアップします。
・日商簿記:3級・2級
・英検・漢検・数検:準2級・2級
まずは、日商簿記3級もしくは英検・漢検・数検のいずれか準2級を持っていた場合です。下記の図をご覧ください。

英語の数値が消えていますね。
この場合だと、一番点数の低い科目を除外して計算しますので、下記のとおり計算します。
(国語85点 + 数学65点)÷2=75点 ⇐平均点の計算
75点(平均点) × 0.6(60%)=45点 ⇐配点割合である60%にする
15点(書類審査点)+ 15点(面接点) + 45点(60%の点数) =75点(総合得点)
学科試験の平均点が上がったおかげで、獲得点数は同じですが総合得点が75点にアップしました。
70点をオーバーしていますので、特別奨学生2種に該当しました。
それでは、先ほどよりもランクの高い資格である、日商簿記2級もしくは英検・漢検・数検のいずれか2級を持っていた場合を解説いたします。
下記の図をご覧ください。

今度は点数の低い2科目が消えましたね。
つまりは、一番点数の高い科目のみで総合得点を計算いたします。
(国語85点)=85点 ⇐平均点の計算
85点(平均点) × 0.6(60%)=51点 ⇐配点割合である60%にする
15点(書類審査点)+ 15点(面接点) + 51点(60%の点数) =81点(総合得点)
80点をオーバーしていますので、特別奨学生1種に該当いたしました。

このように、函館大学の推薦型選抜では、日商簿記・英検・漢検・数検のいずれかを所持していると、総合得点の計算をアシストするように実施しています。
資格試験への挑戦は、活動報告書にも書くことが出来ます。さらに、資格によって入学後の授業の単位免除にも活用できますので、受験生のみなさまはチャレンジしてみてください。
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