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函大ニュース

商学実習
2021年05月28日

ムスリム・ビーガン・ベジタリアン講座を実施しました。   (2021年5月17日)

地域が抱える課題の解決をテーマにした授業を展開している本学では
去る5月17日、函館市内の飲食店に本学の教職員を派遣して、
ムスリム・ビーガン・ベジタリアンについての講義を行いました。
 近年、健康志向・環境保護を背景に、欧米を中心にベジタリアン(菜食主義)や
動物由来の成分を一切摂取しないビーガン(完全菜食主義)が広がっています。
また、難しいと思われがちなムスリム(イスラム教徒)の受け入れですが、
ビーガンの食性を理解することで、簡単に対応することが可能になることはあまり知られていません。
 函館市内の飲食店「魚まさ五稜郭総本店」(株式会社函館フーズプランニング運営)にて
同店店長や従業員ら計8名に対し、藤原凛准教授と函館市内でビーガン・ベジタリアン対応の飲食店
「やさいばーみるや」を経営する後藤るみ子代表が講義を行いました。
 藤原准教授がムスリムの基礎知識や歴史、食文化の背景を、
後藤代表がベジタリアン・ビーガン料理の作り方やメニューの開発等について説明しました。
本学では1年生、2年生の必修科目の「商学実習」で課題解決型学修を行っており、
藤原凛准教授の「商学実習」チームでは今年度、函館市民にムスリムやベジタリアン・ビーガンの理解を
深めてもらおうと、「ビーガン・ベジタリアンメニューの開発と提供」をテーマに活動しております。
今後は市内の飲食店や宅配業者の協力を得て、メニューの開発や宅配事業を展開できないかを検討。
さらに、コロナ後を見据え、インバウンドに対応できる外国人観光客の受け入れ環境の整備・改善策等の
提案を行っていく予定です。
 

※この写真は、2020年8月27日ヴィーガンメニュー試食会にて撮影したものです。