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函大ニュース

公開講座
2018年04月03日

2018授業公開講座および春期公開講座の受講者を募集します

2018授業公開講座および春期公開講座の受講者を募集します。

函館大学では、地域社会との交流・教育の還元を図るため、さまざまな公開講座を行っています。2018年度も「高齢者のための学び直し講座」として、高齢者の方を主な対象に学び直しのための生涯学習講座を開催いたします。(会場は函館大学)

受講料は無料。以下のいずれかの方法でお申込ください。

電話:0138-57-2535
ファックス:0138-57-2536
メール:renkei@hakodate-u.ac.jp

授業公開講座

「簿記原理Ⅰ・Ⅱ」

4月13日(金)~7月27日 (金) 10:40~12:10 ※毎週金曜日

9月25日(火)~1月29日 (火) 9:00~10:30 ※毎週火曜日

函館大学 教授 片山 郁夫

公開する授業(1年次配当、前期・後期週1回)は、まったくの初心者が対象です。商業簿記を中心に複式簿記の基本的仕組みを初歩から学習します。技術的色彩の濃い科目ですから、欠かさず出席していただければ、所期の水準まで難なく到達できます。最終的には、たんなる技術の修得に留まらず、簿記が企業会計および社会で果たす役割を理解できるようになることが目標です。

テキスト: 久野光朗編著『新版簿記論テキスト』(同文舘出版、3,500円+税)が必要です。毎回使いますので事前に購入の上、持参してください。

第1回 5月19日(土)  10:00~12:00

「1960年の日本文学代表団中国訪問旅行を再検討する」

函館大学 准教授 坂野 学 

1960年、野間宏を団長とする文学代表団が、中国の招待に応じて、5月30日から1ヶ月あまりにわたって中国各地を訪問し、熱烈歓迎を受けました。代表団は、安保反対闘争に揺れる日本を離れて、中国の地から日本に向けて「反日米軍事同盟」を訴えました。新しい「希望の国」中国との連帯を呼びかける彼らの行動とそれを全面支持する中国指導部の思惑を再検討して、学び直してみましょう。

第2回  6月 2日(土)  10:00~12:00

「食品安全事故の発生原因と法的対処からみる文化の差異」―日本・中国・韓国の比較―

函館大学 専任講師 藤原 凛 

平成25年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。世界に誇るべき日本の文化がまた一つ認められたことを意味しますが、同時にその伝承と発信を担うべき使命の重大も痛感せずにはいられません。

しかし、現実は日本で随一の「食の宝庫」を誇る北海道でさえ、その圧倒的なポテンシャルにもかかわらず、食品関連企業の海外進出は目覚ましいとは言えない状況です。躊躇いの理由は、言葉の壁だったり、制度システムや商慣習の違いだったりと様々ですが、その根本には「文化」の違いが貫通しているように思います。

本講座では、近年日本・中国・韓国で発生した食品安全事故を素材に、3国の文化の違いに迫り、今後ビジネスチャンスの拡大や国際関係の正常化に欠かせない有効な手がかりを探りたいと思います。

(会場はともに函館大学)

みなさまのご参加をお待ちしております。