Student interview
インタビュー記事

坂本 紫具磨
坂本 紫具磨 さん
英語国際コース 卒業生
平成23年3月 卒業
函館商工会議所企画情報課 勤務
北海道函館商業高等学校 出身

大学で経験したこと、学んだことが今の私の財産です。

私は、高校時代より函館での就職を希望しており、地元就職についての情報が豊富で、市内の企業との繋がりが強い点、留学制度や英語学習に係る科目をはじめ、経営学や経済学等の商学科目が充実している点に魅力を感じ、函館大学へ入学しました。

会議所への就職は、所属ゼミの教授やキャリア開発課の皆様が採用情報の提供や学内推薦、就職試験の指導・アドバイス等、手厚くサポートしていただいたおかけで合格することができました。この大学では、先生・事務局の方々と学生との距離が近く、学生をよく観ていてくださり、困ったこと等、気軽に相談できる環境にあったので、安心して大学生活を送ることができました。関係者の方々には、とても感謝しています。

就職先である函館商工会議所は地域経済の発展を目的に様々な事業を展開しています。

  • 中小企業を中心とした市内企業様への経営サポート
  • 新幹線の整備充実
  • イカの不漁問題等の地域の時事課題をテーマとした諸会議(部会・委員会)の開催や要望活動
  • 五稜郭祭、函館港まつり、クリスマスファンタジー等の地域イベントの運営
  • 各種検定試験の施行・運営等

その中で、私は、広報誌の発刊等を通じ、上記の事業活動やサービスのご案内を会員事業所の皆様へ情報提供する広報活動や各種検定試験の施行・運営を担当させていただいております。広報誌の編集業務では、会議所で行われた地域経済をテーマした会議等の記事を作成することがあり、情報元となる資料を正しく理解することやわかりやすい文章表現、適切な用語選び等が必要となる仕事です。大学での経営学や経済学をはじめとする商学の講義では、経済用語や経営の事例等について触れることができ、今の業務に活かされているように思います。

また、オーストラリアへの短期留学、大学に留学してきた外国人学生との交流を通じ、日本人と外国人の考え方や慣習の違いに触れ、英語そのものだけでなく、外国人とのコミュニケーションにおける感覚的な部分でのコツも学ぶことができました。現在、仕事で英語を使うことはありませんが、困っている様子の外国人観光客の方がいれば声をかけ、道案内等をすることがあり、そういった場面でこれらの経験が活かされているように思います。外国人観光客受け入れ体制の強化等、市内でも国際化の動きが進んでおり、本会議所でも観光おもてなしの向上や外国人留学生受入の強化に関する事業も展開されています。今後、こういった業務に携わることがあれば、大学時代の経験を役立てたいです。

大学は、教授や市外から入学する学生、外国人留学生等、様々な立場、価値観を持った人と出会える場所です。講義だけでなく、課外活動や学内イベント等にも積極的に参加し、交流の輪を広げることで今まで自分の知らなかったことの発見や新たな価値観の創造に繋がるはずです。